大屋根リングが北米照明学会「IES Illumination Awards」で「Award of Excellence」を受賞

サステナビリティ

2026年8月14日、米国コロラド州にて「2026 IES Illumination Awards (北米照明学会照明賞)」の表彰式が開催され、大林組が設計・施工に携わった「大屋根リング」がIllumination Award for Outdoor Lighting Design(屋外照明デザイン)部門において「Award of Excellence」に選ばれました。

IES Illumination Awardsは、照明学の権威として知られる北米照明学会(IES:Illuminating Engineering Society)が主催するもので、照明設計に特化した国際的な照明デザイン賞です。照明デザインの専門性、創意工夫、オリジナリティを評価し、「Award of Excellence」は特に優れたデザインに贈られます。

Illumination Award for Outdoor Lighting Design - Award of Excellence

大屋根リング

周囲の明るさとの調和を図ることで、低照度でも木構造の表情豊かな美しさが際立つ大屋根リング全景

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のシンボルとして建設された、世界最大の木造建築物です。日本の伝統構法「貫接合(ぬきせつごう)」を生かした迫力ある木架構を、照明計画によって夜間も印象的に演出しています。

「新しい夜」という照明コンセプトのもと、二十四節気に着想を得た色彩演出や、時間帯ごとの明るさの変化により、大屋根リングに文化的な演出を加えることで万博の夜の魅力を引き出しました。

地上部(グラウンドウォーク)では、通路、広場、滞留空間など、それぞれの場所の役割に応じた照明計画を採用。また、2階(スカイウォーク)ではAI搭載カメラが捉えた歩行者の流れとクラウド上で連携し、人流の密度に応じた照度、照明パターンをリアルタイムに制御することで、安全性・快適性・視認性を維持しながら効率的な省エネルギーを実現しました。

日本の伝統暦・二十四節気(立春・冬至など)から着想した色彩を用い、繊細な時間の移ろいを表現
日没に向かう時間帯を「暮」と定義し、人の視覚が暗さへ順応していく「薄明視(暗順応)」を考慮しながら、光量を徐々にあげる演出としている
受賞企業 大林組、竹中工務店、清水建設、
LIGHTDESIGN INC.、パナソニック

大林組はこれからも、伝統と最先端技術の調和から生まれる心地よさや豊かさを備えた、優れたデザインの建築物を提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。