2025.07.08
大阪・関西万博 ウーマンズ パビリオンにて「女性×健康×キャリア」をテーマにしたイベントを開催
SDGs達成のためのプラットフォームである大阪・関西万博では、女性活躍や多様性の実現が重要なテーマに掲げられ、働く女性のつながる力でウェルビーイングな未来社会を実現するためのプロジェクトが「WA」スペースで多数開催されています。
今回のイベントでは、冒頭に大阪府内の高校生による「フェアな社会を実現する」をテーマにした研究発表が行われました。その後、働く男女約4,500人を対象としたアンケートおよび大林組社員約3,500人を対象としたアンケート結果の報告、経営者メッセージ、リーダーによるリレートークなどを通じ、参加者とともに働くことの未来に思いをはせました。

多様なバックグラウンドを持つ3名のリーダーたちによるリレートークでは、男女それぞれの育児負担割合と昇進意向などのアンケート結果にも触れながら、それぞれの立場から働き方やリーダーの在り方についてなど、トークを繰り広げました。
(大林組社員を対象にしたアンケート結果より)
男性の約80%が育児負担割合3割以下であるのに対し、女性の80%以上が育児負担割合7割以上という結果に
【男女別育児負担割合】

育児中の女性も決して昇進意欲が低いわけではない
【育児の負担割合による昇進意欲(昇進を勧められたら引き受けるか)の違い】


女性は育児負担が9割以上の場合でも「仕事内容や条件によっては引き受ける」人は50%以上、「引き受ける」との合計は70%以上であり、決して昇進意欲が低いわけではないことが読み取れる
上記アンケート概要
調査対象:大林組社員
調査方法:WEBアンケート
有効回答人数:3,611人(女性971人、男性2613人、その他・無回答27人)(※1)
調査期間:2024年9月17日~10月21日
調査機関:サクヤワーキングコミュニティ、株式会社wiwiw
※1 上記グラフは末子が小学生以下と回答した男女832人を抽出して作成
リレートークで挙がった意見
- 家事や育児との両立が可能な条件を整えれば、昇進する女性が増える可能性がある
- 男性の家事・育児参加率の低さは大きな課題
- 職場においても家庭においても他者の意見に耳を傾けて議論し、疑問や不満を解消するための働きかけが重要
- 失敗を恐れずチャレンジし、多様なリーダーが生まれる社会になることがサステナブルな社会の実現につながる
など、活発な議論が交わされました。
イベント後には参加者からも「家族との関係を通じ、自身の在り方を見つめ直したい」「学んだことを職場や社会に還元しようという意欲が湧いた」「女性が自分でやらなければならないという思い込みを捨て、パートナーや外注などに任せるなどのマインドも大事」などポジティブな感想が多数寄せられ、好評のうちに終了しました。
大林組では、今後も従業員一人ひとりが多様な能力を最大限に発揮できるよう、働きがいのある職場環境づくりをさらに推進してまいります。